花嫁の笑顔
いつも彼女は僕の右側にいて、一歩後ろを歩く。
帰り道に、とんとん
と僕の肩をたたき、
「今日も楽しかったね」
と満面の笑みで話しかけてくる。
見慣れた光景なのに、僕はその姿をこの先も眺めていたいと願った
共に道を歩んでいくこと決め、彼女にプロポーズをし
晴れて結婚式を迎えることになった。
彼女の支度を待ち部屋で待機をしていた。
後ろから
カツカツとハイヒールの音が聞こえてきた
一瞬にして僕の心に緊張が走る
トントンと右肩にノックされ、後ろを振り返る。
「今日は楽しい1日になりそうだね」
と、満面の笑みで話す彼女に
僕はいつまでも見惚れていた。