夢のバージンロード
ご新婦様には大好きなお父様と
バージンロードを歩きたいという
夢がありました
でもそれは お父様が他界されてから
叶わぬ夢となり ついに結婚式を迎えることになったそうです
結婚式のお打合せをしていた ある日のこと
「やりたいことがあるんです」
いつもは控え目なご新婦様の一言に
ご新郎様も驚いたご様子でした
「バージンロードを叔父と歩きたい」
初めてお聞かせ頂いた
ご自身の夢 や 叔父様のこと
性格も顔もお父様とそっくりな叔父様は
父親代わりではなく
娘と思ってずっと見守ってくれていた
そんな 叔父に私の夢を叶えて欲しい
当日 パーティー中に皆様の前で
バージンロードを歩くシーンを企画
突然のお呼び出しに とまどう叔父様でしたが
音楽が鳴ると 背筋が伸び りりしいお姿をされていました
しかし
パーティー会場に入った瞬間には
叔父様の目から大粒の涙が…
ご新婦様からの感謝のメッセージを聞いた瞬間に
思わず抱きつき涙声で「ありがとう…!」
後ほど聞いた話ですが
叔父様にとってバージンロードを
歩くことが夢だったそう
ご新婦様とお父様と叔父様
3人の想いは これからの軌跡となる…