ペットも大切な家族~結婚式
この先も
共に人生を歩んでいきたい
そんな風に思う人からプロポーズをされた
普段泣くことなど無い私が
嬉しさのあまり号泣してしまう
そんな恥ずかしさと幸せな気持ちに浸っていた
彼が私の両親に
挨拶をする為家に訪れた
「娘さんをください!!」そんなドラマでよくある風景はなく
緊張していた彼はたじたじな様子で両親と話をしていた
すると、ふすまの隙間からトコトコと現れ彼の膝元で気持ち良さそうにくつろぐシロの姿があった
私たち家族のアイドルでもあり愛犬のシロ。
普段初めて会った人には人見知りしてしまうはずのシロがみせた、彼に対するスキンシップに両親も私も驚いていた
そしてずっと口を閉ざしていた父が
初めて彼に話した
「シロがすごくあなたのことを気にいっているようだ。娘のことを頼む。」
少し照れくさそうな父。
シロが緊張していた彼と父を繋いでくれた。
晴れて結婚式を迎え
緊張感のある挙式が始まった
何が何だかわからず頭が真っ白になりそうになりながら
誓約書にサインした
その瞬間 聞き覚えのある鳴き声がきこえてきた
家でお留守番をしているはずのシロが私たちの目の前にいた。
私たちの架け橋になってくれたシロが
立会人のサインに判を押した
その後は緊張していた私たちが嘘のように
リラックスして挙式に臨むことが出来た
大切に思っている人たちが繋がっていく嬉しさに思いをはせながら、、、