父からの深い愛情|結婚式のエピソード
私の父は
ずっと単身赴任で
学生時代は離れて暮らしていた
一緒に過ごした時間は少ないけど
私は父のことが大好きだった
当時、メールなんて便利なものはなかったから
父とはずっと文通を交わしていた
そんな私も大人になるにつれて
自分のことで忙しくなり
いつからかその手紙が途絶えていた。
結婚式の時に
私は父に向けて久しぶりに手紙を書いた。
昔やりとりしていた文通を見返しながら書いているとなんだか込み上げてくるものがあった。
少し恥ずかしさを感じる中で初めて自分の書いた手紙を自分の口で直接伝えた
読みおえると、父がジャケットの中から封筒を取り出し
私にあてた手紙を読み始めた
そこには私に対する深い愛情と結婚することへの喜び、寂しさ、そして祝福の言葉であふれていた。
最後に
久しぶりに娘と文通することが出来て幸せですと涙ながらに語る父の姿があった
溢れる涙を抑えながら
大好きな父に手紙を渡す
そして父も泣きながら
そしてその手紙を大切そうに受け取り
私を強く抱きしめてくれた
札幌の結婚式場|ジャルダン・ドゥ・ボヌール|コンセプトムービー