想い出のブランコ
僕たちの思い出の場所は公園
家の近くに小さな公園があって
よく2人で行った
その中でもブランコには思い入れがある
初めて公園に2人で行くなり
彼女はすぐブランコへと行った
僕も隣のブランコに乗る
それが僕たちの定番になった
話をするときも
特になにもないときでも
ブランコに2人で乗っていると落ち着いた
喧嘩して彼女が家を出て行ったときも
公園のブランコに泣きながら
座っていたのをよく覚えている
今、こうして結婚式の日も
ブランコに座っている
いつもとは違うが
これもブランコに変わりはない
こんなに僕たちをつないでくれるとは
全く思わなかった
これからもブランコと共に
思い出を作っていくのだろう