結婚式まで変わらなかったキモチ
彼とは学生からの付き合いで
お互いの両親も公認だった。
いつか結婚するのかも、、
とは思っていたけど
全然実感の湧かないまま当日を迎えた。
ドレスに着替え 支度を済ませ移動した。
扉を開ける タキシードを着た彼の後ろ姿が見えた。
その瞬間、学生の頃公園で初めて待ち合わせをして彼を待たせてしまったことを思い出した。
待たせてごめんね!
思わず当時と同じ言葉を口にした
彼が振り返ると
別に待ってないよ
と、照れながらうつむく。
当時と全く変わらない照れ屋な彼。
なんて愛おしい人なんだろう
そんな風に思いながら結婚式を迎える。