コ-ヒ-と僕と彼女
美味しそうなコーヒーの匂いが香る
物静かな喫茶店。
心地良くて毎日のように足を運んでいた。
いつも美味しいコーヒーを届けてくれるウェイトレスの女性がいた。
どうやら僕は一目惚れをしてしまったようだ。
そして不思議なことに 彼女が運んでくれるコーヒーを飲むと とても心穏やかになるのだ
意を決して 話しかけると
彼女は声を出しながらけらけらと笑っていた。
緊張のあまり 自分自信でも驚く程に
大声を出し交際を申し込んでいたのだ
それから程なくしてお付き合いが始まり結婚に至った。
結婚式当日を迎えた朝、
落ちつかなく そわそわしながら控え室で待機をしていた。
後ろから扉の開く音が聞こえた
そして振り返ると
コーヒーお持ちしました
と 初めて出会ったあの時と同じ彼女の笑顔と
僕には眩しすぎる程の美しいドレス姿に
息をのんだ