【ウエディングSTORY】彼女の後姿
僕は一目惚れをした
人見知りな僕は
彼女をいつも目で追うことしかできなかった
奇跡が起きない限り
話をすることもないのかな
なんてよく考えて落ち込んでいた
このままではいけないと
自分の中で何かが変わった
それほど彼女の魅力は
吸い込まれるものがあったのだろう
意を決して僕がはじめて話しかけた時
笑ってくれたね
僕はその笑顔にどれだけ救われただろう
いつも3歩程後ろ気味に歩く僕も
結構時間はかかったが
隣に居られるようになった
そんなことを思い出して
今日、彼女の背中を見つめる
まさかこんな形で
彼女の後ろ姿をみることになるなんて
あの時の僕は思ってもいなかっただろう
今まで見た後ろ姿で
一番美しく輝いている