私の結婚式～ブライズメイド
結婚式という幸せを迎える花嫁は悪魔に狙われる
ある日の打ち合わせでプランナーさんから聞いたことがあった
誰が花嫁なのかわからない様にする為に
ブライズメイドという花嫁の姉妹 古くからの友達が協力して守ってくれるんです
そう聞いた時にぱっと浮かぶ人達がいた
小学生の頃からずっと一緒
学校が離れても
住んでいる所が違くても
なぜだかわからないけど
私たちはどこかで繋がっている
そう言い合える友達
いつも私を助けてくれて
ダメなことも注意しあえる友達
結婚式というこの機会で
今までの感謝の気持ちを伝えなければいけない
そんな思いで
彼女達にブライズメイドを頼む事にした
予想通りみんな乗り気で引き受けてくれて
より一層当日が楽しみになった
挙式が始まり 私の大好きな彼女達が先を歩く
私が行く先には
一生添い遂げると誓った彼
そして彼の大切な友達
みんな緊張してるみたいで笑顔が硬い
反対側をみると
なんだか彼女達の様子がおかしい
私の視界も悪くなってきた
私涙が出てる
よく見えないけど彼女達もきっと泣きじゃくっているのだろう
隣の父が小さな声で一言呟いた
お前は本当にいい友達に出会えたな
そうだねお父さん
私すごく幸せだ
最初から最後まで彼女達は涙の結婚式
だけど泣いているのに笑っている
側に彼女達がいてくれたからこそきっと今までの私がいる
結婚式ってみんなに披露して
両親に感謝の気持ちを伝え
2人でこれから人生を歩んでいくことを認めてもらう場所
そう思っていたけれど、
私の結婚式は少し違った
大好きな友達を
一生の友達だと、確信出来た
そんな最高の結婚式でした。
