初孫の結婚式
初めて孫が生まれたとき
しわしわで真っ赤で
ちっちゃくて
とにかく無条件にかわいかった
昔から孫は目にいれても痛くないなんて聞いてたけど
こういうことかと思った
みるみる大きくなっていって
抱っこしたら泣かせてしまったり
一生懸命笑ってくれるようにあやしたり
一緒に寝たり
お風呂にいれてやったり
初めて「じーちゃん」って呼ばれた時は泣きそうだったな
一緒に花火したり
相撲をしたり
たくさんの思い出がある
お正月は孫が帰ってくるのが楽しみで
色々オモチャを準備して
待っていたものだ
そんな孫も
いつの間にか大人になって
今日は一家の主になる日
あんな小さかった孫が
こんなに大きくなる日が来るなんて
でもどんなに大きくなっても
いつまでも孫は孫
じいちゃんって呼んでくれる孫
遠くに大きくなった孫を見てたら
小さい頃の写真が流れ始めた
思い出の花火の写真や
正月にとった写真
溢れてくる思い出と
込み上げてくる涙
そこに孫からの言葉が流れた
「大好きなじーちゃん 仕事忙しいのにたくさん遊んでくれて色々教えてくれたじーちゃん ずっと長生きしてね」
そういえば昔
孫に男の子は泣いちゃダメだって
教えたっけな
私は涙を隠すように
その場でうなずくのが精一杯だった