【結婚式のエピソード】父からの手紙
小さい頃から
両親の仕事の都合で
父とは離れて暮らしていた私。
大好きな父に、毎週手紙を送って文通していることが
楽しみだった幼少時代。
結婚に向けて 家の中を整理している間に
父との文通を見つけ ずっと忘れていた記憶が鮮明に蘇った。
結婚式当日。
世の中の花嫁さんは こんな気持ちで当日を迎えているのだと
なんだか他人事のように思いながらも
心ここにあらずな状態で 結婚式場に足を運んだ。
控室に入るとテーブルの上には 見覚えのある文字で
私宛に一通の手紙が届いていた
それは久しぶりの父からの手紙。
あけて読み始めると 安心感で涙が溢れてきた
あの頃と変わらない 父の優しさを感じながら。