結婚へと向かう道
おめでとう、おめでとうって言ってもらうたびに緊張して
履き慣れない靴に
一目惚れしたドレスに身を包み
やっとたどり着いたのは
大きな扉
私はお母さんに似て
緊張しがちで心配性で
扉の前にたったいま胸が張り裂けそうなくらい苦しくて不安だった
扉が開き一筋のきらきらした光が射す
光の中には彼が居ました
いつも着ないしゃんとした服を着て
後ろ姿だけでかっこよかった
私の事を見て彼は何を思うんだろう
そう考えながら一歩ずつ思い足を動かす
緊張がおさまらないまま勇気を振り絞り彼の肩を叩いた
彼はニコッと笑って
なんて言ったと思う?
私の心を全て読んだかのように
大丈夫って言ったの
これまでの緊張が何だったのかわからないくらい
2人で大笑いしあって
これからもよろしくねって手を繋いだ
私は彼と一緒なら
これからどんなことがあっても
支えあって進んでいけるんだろうなと心から思った。