【結婚式の物語】父との想い出

【結婚式の物語】父との想い出

 

結婚式でのお父様|ジャルダンドゥボヌール

 

私は幼い頃から 父が大好きで

将来結婚する時はどんな人が良い?と母に言われたときは

迷わず「お父さん!!」と答えていた。

そんな私も 思春期を迎え

父とも 家の中で会話することのない日々が続き

そのまま一人暮らしをすることになった。

そして、5年勤めてから

彼と運命的に出会い 2年の交際を経て

結婚することに・・・

結婚式の前夜が たまたま「父の日」だったこともあり

実家で家族と過ごすことにした私。

父が昔から好きな お酒をプレゼントし 晩酌をした。

口を開くと

歳を重ねると涙腺が弱くなってきてしようがないと

何度も何度も 独り言のように 呟いていた。

なんだか悲し気な表情をしているなと思ったら

奥の戸棚にしまい込んでいた 古いアルバムを出してきて

一緒に見るぞ!母さんもこっちへ来いと

なんだか 楽し気でいつものひょうきんな父に戻っていた

そして 母も呼ばれみんなで見ることに。

そのアルバムは 私が生まれてからずっと中学生頃までの成長記録を

残してくれているものであった

じっくり見るのは 初めてに近く 改めて見ると

写真一枚一枚に 母からのコメントが手書きで書いてあり

大好きな父と一緒に映っている写真が大半を占めていた。

私は こんなにも両親から大切にされていて

愛情を注いでもらっていたのだ

その喜びと そして何より感謝の思いで涙がこみ上げてきた。

その姿を父と母に見られるのが何だか恥ずかしくて

部屋をあとにした。

自分の部屋に戻ったとき、コンコンとノックの音が聞こえた。

扉をあけると そこには 少し頬を赤らめた父が居た。

「父さんは いつでも お前の味方だから安心して
お嫁にいってこい! お前の幸せを一番に願っているから。」

そう言い放って そそくさと私の部屋をあとにした。

父の頬が赤らんでいたのは、お酒のせいなのか

それとも 生粋の江戸っ子の父にはその言葉が少し照れくさく感じたのかは 結婚式から5年経った今でも分からない。

そして 毎年「父の日」がくるとその言葉を思い出す。

何にも代えることのできない 私の大切な宝物として。

 

結婚式でのお父様|ジャルダンドゥボヌール

 

 

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