父と私
小さい頃から将来の夢は何?
と聞かれた時
「お父さんのお嫁さんになること」
そう言っていたと 前日に両親から言われた。
迎えた結婚式当日。
いよいよ挙式が始まる・・・
入場する前 隣で一緒に歩く父に声をかけた
「緊張するね・・・。」
隣を見ると
「本当に俺の自慢の娘だ。おめでとう。」
そう言って涙目の父は 私をぎゅっと強く抱きしめてくれた。
こんなにも私に愛を注いでくれた父と母。
これから先築いていく未来の家族へ
そんな風に愛情を注ぐことが出来たら・・・
これから始まる未来に夢を膨らませながら
そして今まで歩んできた道のり かかわってくれた全ての人たちに感謝して
一歩ずつ歩き始めていた。