魔法の言葉
「ミルクティーはいかが?」
魔法の言葉がある。
どんな時もそれは 私の心を温めてくれる。
仕事が忙しく疲れ果てた私に
悲しいことがあって落ち込んでいる私に
ちょっと前向きに頑張ろうとしている私に
いつも決まって
そっと私の大好きな
ミルクティーをいれてくれる。
結婚式当日の控室
これからいよいよ挙式が始まる
緊張して頭が真っ白になっていた私。
あれ、良い香りがする
ミルクティーはいかが?
と微笑みながらそっとさしだす彼が見えた
私は大好きなミルクティーを飲む
彼と歩む未来に 胸を弾ませながら・・・