ブーケの行く先は
わたしがやりたいと言ったブーケプルズ
独身の女の子を集めてそれぞれ一本ずつ
長いリボンの端を持ってもらう
みんながわからないところで
一本だけわたしと繋がっているという
わくわくするもの
わたしは小学生からの一番仲の良い友達が
結婚したいと呟いていたのを
思い出した
当ったら喜ぶだろうななんて想像しながら
いざブーケプルズが始まると
私の友達はちょっと照れくさそうにしていた
こればっかりは誰が当たるかわからない
ぱっとわたしと繋がったリボンだけが残る
その先には
わたしの大好きなあの友達がいた
驚きながらも とても喜んでいて
わたしたちまで暖かな気持ちに
幸せになってねと心から思った