結婚式で決めた「あること」
小さい頃から両親には
あまり相談をしなかった
悩んだ時は友達や先生 先輩だっていたし
心配をかけたくないっていうのもあった
そんな中、結婚式準備をしていると
昔の写真を借りに行ったり
親族のことを聞いたり
いろいろと話す機会が増える
「この時、泣きはらした目して帰ってきたよね。心配したんだよ~」
なんて、自分が覚えていない些細なことも
しっかり覚えてくれていて
知らぬ間に心配をかけていることを知った
「お父さんとお母さんもね、
出会ったときはこんなことがあって..」
止まらない両親の恋愛エピソードが
新鮮で 面白くて 嬉しくて
何だか知らない一面を見た気がした
可愛げのない娘と思っているんだろう
結婚式もそんなに興味がないんじゃないか
そんなことを考えていた自分が申し訳なく思った
「お父さんね、ヴァージンロードを歩く練習してたのよ。
頼まれてもいないのに!」と笑いながら話す母
結婚式は自分達だけの日じゃない
親ゆずりの口下手で素直じゃない私でも
特別な一日、と思えば何でもできる気がしてきた
待っててね お父さんとお母さんにとっても
大切な一日になるように準備がんばるから
もっと相談するね これからもよろしくね
そして、最初は書かないと決めていた両親への手紙を
書き始めることにした